ハダキララの効果のメカニズムについて説明します。なぜハダキララが皮膚に良い影響を与えるのか?その疑問に答えます。
皮膚常在菌の働き
顔の表皮にはおよそ200種類の菌が10億個存在しています。これらの菌は角質層や毛穴に生息して、皮脂や汗をエサにして生きています。悪玉菌の代表は黄色ブドウ球菌やマラセチア菌ですが、これらの菌が増えすぎると炎症やニキビまたはアトピー性皮膚炎などの肌トラブルが発生することが最近の研究で分かりました。
一方、善玉菌の表皮ブドウ球菌は「美肌菌」とも呼ばれて、皮脂を分解することで天然の保湿クリームを生成したり、肌のpHを弱酸性に保持することでアルカリ環境を好む悪玉菌の増殖を抑制しています。特に黄色ブドウ球菌は「表皮剥奪毒素」を産生します。この毒素は、角質層の細胞と細胞をつなぐ接着材の役割を担っている「デスモソーム」という糖タンパクを溶かすのです。その結果、角質細胞はバラバラとなってその隙間から水分が蒸散して肌は乾燥します。また、整然とならんでいた細胞がバラバラになるので肌は凸凹になります。
また、肌のpHを弱酸性に維持することは悪玉菌の増殖を防ぐ以上にとても重要なことがあります。それは、肌のハリを保つことです。pHがアルカリ性に傾くと肌は乾燥してハリを失ってたるむのです。
肌の最外層である角質層には、角質細胞と細胞間脂質で構成されています。それはいわばレンガとモルタルの関係と等しいです。角質細胞内にはNMFと呼ばれる天然保湿因子が含まれており、成熟した角質細胞にはこのNMFがたっぷり入っており、保湿力のみならずふっくらとして、これがキメ細かい肌を形成します。また、細胞間脂質の50%はセラミドという成分で構成されているのですが、このセラミドの合成能力は加齢とともに減少し、50代では20代の半分以下となります。なぜそうなるのかと言えば、加齢にともなって肌のpHが弱酸性からアルカリ性に変化するからです。セラミドの合成には「スフィンゴエミリン」と「グルコシルセラミド」という二つの酵素が活性化されることで合成されます。これらの酵素はpHが酸性になることで活性化するのです。
つまり、アルカリ性であると酵素活性されずに、セラミドが合成されなり、細胞間脂質が減少し、その結果、角質細胞も未成熟で小さくなり、さらに毛穴は広がり、肌は凸凹で乾燥するのです。 乾燥はシワを増やします。ターンオーバーは乱れてシミが増え、枯れてたるんだ肌となるのです。
なにもしないスキンケア
本製品「ハダキララ」をご使用になる場合には、その他の製品、化粧水、保湿クリーム、ローション、美容液、美容クリーム等は一切、使わないことをお薦めしております。
なぜなら、それらの製品には必ず防腐剤が混入されおり、菌の活動を阻害させてしまう恐れがあるためです。
また、それらの製品を使ったとしても肌質が改善される可能性はほぼないことを私たちは知っているからです。むしろ乾燥を助長させたり、肌トラブルを発生させる要因にもなっているのです。例えば、なぜ保湿ローションをつけて乾燥するのかと言えば、それらの製品には“もっちり感”を得るために必ずヒアルロン酸などの「とろみ成分」が含有されています。このとろみ成分とは、水分を多く吸着させることでとりみが得られるます。しかし、このとりみ成分内の水分はいずれ蒸発します。するとどこから水分を吸収するのかといえば、肌からの水分を吸収するのです。つまり、肌から水分を奪ってとろみを維持することになる。このため表面上は保湿感があると誤解しますが、そのとろみ成分の下層にある肌からは水分がどんどん奪われていることになるのです。
肌からの水分が奪われるということは、角質細胞の水分がなくなることなので細胞は干からびます。すぐに剥がれて肌は薄くなります。結果的に本来持っている肌の保湿力はなくなり乾燥がいっそうひどくなるのです。
このような悪循環を断つためにも、当社製品以外には一切ご使用しないことをお勧め するのです。